競馬にはまっているヤマサキングです。私は、過去のデータから、平均の還元率が100%以上(購入金額合計<払戻金額合計)になる馬券を探し求めております。
今回は、ばんえい競馬のデータ分析part3をお届けします。前回のpart2の続きとなりますので、前回記事も見ていただけると嬉しいです。それでは、始めます。
ばんえい競馬の過去レース分析
前回のpart2では、ばんえい競馬での人気順位1位の馬券を、その単勝オッズごとに分けて、オッズごとの1着率、還元率を調べました。しかし、データの集計範囲が4か月分しかなかったため、今回は2021年分を全て集計しました。
なお、生データは、私が普段馬券購入に使用している楽天競馬から持ってきました。(私の計算間違い等があるかもしれませんので、競馬に命を懸けている方は是非ご自身で確認してみてください。よろしくお願いいたします。)
1位人気馬券のオッズ別割合
左下のグラフが、2021年のばんえい競馬、単勝1位人気馬券のオッズ別割合を示しています。part2で紹介した結果同様、単勝オッズ2.5-2.9倍の1位人気馬券が最も多かったです。年間約1750レースの中で約500レース、割合にすると28.6%でした。
オッズごとの1着率と還元率
続いて、そのオッズごとの1着率と還元率のグラフが、右上の図になります。
まず、1着率は最もオッズの低い(人気の高い)1.0-1.4倍の馬で65.2%でした。3レース中2回は1位を取る計算です。そこから、オッズが1.5-1.9の範囲に上がると、38.1%にまで1着率は下がります。それ以降、オッズが上がるにつれ1着率は下がっていきますが、3倍以上では、ほとんど変化しませんでした。
次に、還元率はオッズ1.0-1.4倍で約85%でした。つまりは、2021年にばんえい競馬で単勝オッズ1.0-1.4倍の1位人気馬券のみを購入し続けると、購入金額の85%が返ってくるということです。オッズが上がり、1.5-1.9倍では還元率が下がり約65%、2.0-3.9倍では75-80%程の還元率、4.0倍以上では還元率94%でした。
ちなみに、1位人気馬トータルでは、1着率が約30%、還元率が約75%でした。
ヤマサキングの感想・考察
今回の調査で還元率が高かったオッズは、1.0-1.4倍の還元率85%、4.0倍以上での還元率94%でした。ですから、単純に考えれば、これらのオッズの馬券を買うのが最もよいと思われます。しかし、それらの範囲のオッズに1位人気馬がなる割合は低く、今回の集計では100レース程でした。したがって、これらオッズ範囲の還元率は再現性が低いと思われますので、注意が必要です。
一方、還元率が最も低かったのは、1.5-1.9倍での還元率65%でした。この結果から、1.5-1.9倍オッズの1位人気馬は過大評価されており、あまり買うべきではないと言えます。推測ですが、人気が高い馬にはさらに人気が集中するので、その結果、過度にオッズが下がった馬が、このオッズ範囲には多いのではないでしょうか。
今回の結果をまとめると、どの特定オッズ範囲の1位人気馬券を買ったとしても、還元率100%以上を達成できないことが分かりました。今後もこのような分析を行いますので、ぜひ次回の調査記事にご期待ください!よろしくお願いいたします。