競馬にはまっているヤマサキングです。
私は、過去のデータから、平均の還元率が100%以上(購入金額合計<払戻金額合計)になる馬券の条件を探しています。過去にも、ばんえい競馬のデータ分析記事を書いていますので、良かったらお読みください。
今回の分析内容
今回は、1番人気と2番人気の単勝オッズ差と、勝率や還元率との相関を調べました。
具体的には、
・1番人気の勝率と、1番-2番人気とのオッズ差に相関はあるのか?
・1番人気の還元率は、オッズ差が小さいほうが高いのか、大きいほうが高いのか?
等を調査しました。ぜひ最後まで、ご覧ください。
なお、生データは、私が普段馬券購入に使用している楽天競馬から持ってきました。(私の計算間違い等があるかもしれませんので、競馬に命を懸けている方は是非ご自身で確認してみてください。)
1番人気と2番人気のオッズ差分布
はじめに、2021年ばんえい競馬各レースで、単勝1番人気と2番人気のオッズ差を調べました。例えば、あるレースで1番人気のオッズが1.8、2番人気のオッズが3.8だと、オッズ差は2.0となります。そのオッズ差の分布をグラフにしたのが、左下の図になります。
オッズ差を1.0区切りで分けると、グラフの通り、オッズ差が1より小さい0-0.9の場合が最も多く、約800レース(2021年の全レースの45.7%)がそうでした。そして、オッズ差が大きくなるごとに割合は低下していました。
1着率と還元率
右上のグラフは、オッズ差ごとに、1番人気馬の1着率と還元率を示しています。
オッズ差0-0.9は最も1着率が低く25.8%でした。オッズ差が1.0-3.9の間は、1着率に大きな変化はなく、どれも33%くらい。4.0-4.9になると43%に上昇。そして、オッズ差5.0以上では、1番人気馬の1着率が約90%と非常に高い値を示しました。
還元率をみると、オッズ差5.0以上で約120%と、顕著に高い数値を出しました。つまり、2番人気とのオッズ差が5.0以上のとき、1番人気を買えば、(平均的には)購入金額の1.2倍が払戻金として得られるということです。また、オッズ差0-4.9の範囲では、1.0-1.9が最も高く、還元率84%でした。
ヤマサキングの感想・考察 1st
今回注目すべきは、やはりオッズ差5.0以上のときの1番人気ですね。勝率90%、還元率120%は強いです。なお、今回のデータでは、オッズ差が5.0以上も離れるとき、1番人気の単勝オッズは全て1倍台でした。1番人気が1倍台、2番人気が6倍台以上となると、ほとんど1番人気が勝つんですね。
ただ、1番と2番人気のオッズ差5.0以上のレースは、2021年で約20レースとかなり少ないので、再現性はあまりないかもしれません。割合で行くと、オッズ差0-2.9で、全レースの90%を占めるので、この範囲で還元率が高い条件を探したいものです。
そこで、次にオッズ差0-2.9の範囲をより詳細に分析してみることにしました。
オッズ差0-2.9範囲の詳細
最初のグラフから、オッズ差の範囲を0-2.9にしぼり、区切りを0.5に細かくしたものが、上のグラフです。上右のグラフより、還元率は1.5-1.9が最も高く88%でした。また、1.0-2.4の範囲では、還元率が80%を越えていました。
ヤマサキングの感想・考察 2nd
0-2.9の範囲を細かく分けた結果からは、1番人気と2番人気のオッズ差が、1.5-1.9の範囲のときに1番人気を買うのが最もよさそうです。ただ、還元率88%なので、あとちょっと欲しいですね。何とか100%となる条件を見つけたいです。
今回は、1番人気馬を買う時の還元率を調査したので、次は2番人気を買った時の還元率がどうなるか、調べたいです。次回にも是非ご期待ください。よろしくお願いします。