ウクライナ情勢、結構緊迫してますね。
ロシアが侵攻することはあるのでしょうか。
現在、ロシア軍がウクライナとの国境近くに展開しています。ロシア側の要求はウクライナのNATO加盟拒否。この要求をアメリカに認めさせるため、軍事的圧力をかけているらしいです。アメリカが圧力に屈することはないと思いますが、バイデン大統領ならあり得るのでしょうか。。
今回の落としどころはどこになるんでしょうか。どちらかの要求が一方的に通ることはないと思うので。
・ウクライナのNATO加盟条件を厳しくして延期するとか?
・ウクライナへは、NATO加盟後も、アメリカの武器を配置しないとか?
・それともウクライナ案件とは別の外交案件で取引するとか?
何か素人が考えたら、全部ロシア有利になってました。
でもここでロシアに譲歩すると、軍事的挑発の勝利になるので、アメリカはウクライナ関連で後ろには引けないでしょう。あり得るとしても、ウクライナとは別の外交取引を裏で結ぶぐらい???
一方、ロシア視点で考えると、ウクライナのNATO加盟は絶対困ります。アメリカもそうですが、ロシアもアメリカとの直接戦闘は絶対できません。だから、ウクライナがNATOに入ったら、もう二度とウクライナは攻めれません。だって、ウクライナが攻撃を受けたら、NATOの集団自衛権でアメリカも参戦しますから。
そして、ウクライナをアメリカ側に取られたら、ロシア本土の目の前で、銃を突きつけられることになります。一方ロシアは、アメリカ本土の目の前で、銃を突きつけることはできません。ロシアが銃を突き返しても、そこはアメリカ本土ではなく、ウクライナだからです。
つまりは、アメリカ・ロシアどちらも引けない。。となると、ロシアのウクライナ侵攻は止められないかもしれません。ウクライナ東部では、親ロシア派が活動しているので、ウクライナ西部はNATO加盟、東部は分離独立して緩衝地帯になるぐらいが、予想シナリオでしょうか。
日本にいる私はまだ安全圏。しかし、同じようなことが中国・台湾で起きたら。。だから、アメリカがこれだけ中国と対立しても、台湾との国交は結べないですね。ウクライナ危機は対岸の火事のように見えますが、その川幅はどれくらいの長さなんでしょうか。
それでは、また明日です。
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