円安が止まりません。1ドル=118円にまで、円の価値が落ちました。
このままで日本は大丈夫なのでしょうか?
直近1年間の円ドル推移が下のグラフです。1年前、1ドル=109円だった円の価値は下がり続け、9円近くも下がりました。約8%ほどの下落率です。つまり、日本にある円資産の価値が、ドルに対して、この1年で8%も下がったことになります。せっかくの日本の資産が(悲)。。。という気持ちです。
円安の原因は色々あるようですが、その原因のひとつに経常収支の減少があります。昨年12月、日本の経常収支が赤字になったとのニュースが流れました。原油価格の高騰が原因みたいです。これまで日本は、貿易収支は赤字でしたが、海外金融資産からの配当が大きく、貿易赤字をカバーしていたため、全体の経常収支としては黒字でした。しかし、原油高で貿易収支の赤字が膨らみ、トータルでも赤字になってしまったようです。
経常黒字であるということは、日本国内の資産は年々増えているということ。このことが安全資産としての日本円の価値を高めていました。ですから、この経常収支が赤字になると、円の価値も当然下がりますよね。この原油高が一時的なものであればいいですが、ウクライナ情勢も考えると、年単位で原油高は続きそうです。また、穀物等、原油以外の商品の高くなっています。資源全般を日本は輸入に頼っているので、今後日本の経常赤字は膨らみ、ますます円の価値は下がる気がします。
今のうちに、海外資産を持っておいた方が良いかもしれませんね。私も、アメリカ株の比率を高める予定です。
それでは、また明日です。